休職、そして復帰
倒れてしまったあの日から、自分の生活は大きく変わることになりました。
通院、そして休職
翌朝、上司に連絡をして、前の日に起きたことを伝えました。電話の向こうの上司がどんな反応をしたのか、当時の自分はあまり覚えていません。ただ「とにかく病院に行くように」と言われたことだけは、頭に残っています。

そこから通院することになり、しばらくして休職という形になりました。会社を離れると決まったとき、正直ほっとした気持ちがありました。あれほど自分を追い込み続けていた毎日から、一旦離れられる。そう思うと、肩の力が抜けるような感覚があったのです。
けれど、ほっとした気持ちと同じくらいの速さで、別の不安が膨らんでいきました。「このまま自分は、これからも仕事をやっていけるのだろうか」。休職している間は給料も少なくなり、お金の心配まで新たに増えていきました。休むために離れたはずなのに、心が休まる時間はあまり多くなかったように思います。
休職期間中
休職している間も、会社と完全に切り離されたわけではありませんでした。何度か上司に呼び出されて、会うこともありました。呼び出されるたびに、「まだ戻れていない自分」を突きつけられるような感覚があり、気が重くなったのを覚えています。
それでも、その時間の中で、少しずつ自分を振り返るようになっていきました。休憩を削ってまで、周りに追いつこうとしていたこと。派遣の人たちよりできていないとまずいと、自分を追い詰め続けていたこと。会社から少し離れた場所に身を置いて初めて、自分がどれだけ無理を重ねてきたのかを、客観的に見つめ直すことができました。
復帰、そしてこれから
半年の休職期間を経て、職場に復帰しました。復帰の日、迷惑をかけてしまった何人かのもとへ、挨拶に行きました。何を話せばいいのか分からないまま頭を下げた記憶があります。
働き方も、以前とは変わりました。休憩を削ることはなくなり、定時に帰れるようになりました。表面的には、以前より落ち着いた働き方ができていたと思います。それでも心の中では、「本当にこれでいいのだろうか」という不安が、しばらくの間ずっとついて回っていました。倒れるほど自分を追い込んでいた頃の記憶が、ふとした瞬間に頭をよぎることもありました。

無理を重ねていた頃の自分と、少しずつ距離を置きながら働き方を変えていった自分。どちらも、紛れもなく当時の自分でした。
この経験の先で、自分はさらに大きな決断をしていくことになります。それはまた、次の記事で綴りたいと思います。