2年生は比較的落ち着いて学校へ通えていました。

毎朝ランドセルを背負い、当たり前のように学校へ向かう日々。

「このまま普通に学校へ通えるようになるのかな。」

そんな期待を抱いていました。

ですが、その日々は長くは続きませんでした。

私は保育園の頃からサッカークラブに入っていました。

正直、なぜ始めたのかは今でも覚えていません。

ただ一つ覚えているのは、試合の日が近づくたびに気持ちが重くなっていたことです。

「お腹が痛い。」

「気持ち悪い。」

「雨が降って中止にならないかな。」

そんなことばかり考えていました。

今思えば、小さい頃から人前に出ることや、新しい環境に飛び込むことがとても苦手だったのだと思います。

3年生の夏休み。

サッカークラブの合宿がありました。

当日の朝も、私は泣きながら家を出ました。

仲の良い友達も参加していました。

それでも行きたくありませんでした。

親も心配そうな顔をしていましたが、「きっと大丈夫」と送り出してくれました。

私は不安な気持ちを抱えたまま合宿へ向かいました。

ところが、合宿が始まると予想していたこととは違いました。

新しい仲間と出会い、一緒に練習をして、ご飯を食べて、イベントでは思いきり笑いました。

最初は不安しかなかったのに、気づけばその不安は少しずつ消えていました。

「来てよかった。」

そう思えるくらい楽しい時間になっていました。

最終日には笑顔で家へ帰ることができました。

親も、

「よく頑張ったね。」

とたくさん褒めてくれました。

私自身も、

「これで大丈夫。」

そう思っていました。

ですが、その気持ちは長くは続きませんでした。

家へ帰ってから、心の中に説明のできないモヤモヤが残っていました。

「もう学校へ行きたくない。」

理由は分かりません。

友達が嫌だったわけでもありません。

先生が怖かったわけでもありません。

勉強が嫌だったわけでもありません。

なのに、学校へ行こうとすると体も心も拒否してしまうのです。

当時の私は、その理由を言葉にすることができませんでした。

だから親に聞かれても、

「分からない。」

そう答えることしかできませんでした。

今振り返っても、「なぜだったのか」と考えることがあります。

でも、あの頃の私は、本当に理由が分からなかったのです。

夏休みが終わり、新学期が始まりました。

すると、小学1年生の頃と同じように、また学校へ行けなくなりました。

朝になると涙が止まりません。

ランドセルを背負うだけで苦しくなりました。

親に連れられて学校へ向かう毎日。

教室へ入ることができる日もあれば、泣いてしまう日もありました。

休日になると、「明日は学校だ」という気持ちが頭から離れず、不安ばかりが大きくなっていきました。

学校へ行くことはもちろん、朝を迎えることさえ怖く感じていました。

ある日、泣きながら家を飛び出そうとしたことがありました。

すると、ちょうど祖母が家へ向かって歩いてきました。

祖母は私を叩き、その衝撃で鼻血が出ました。

幼かった私は何が起きたのか分からず、ただパニックになりました。

今振り返ると、祖母も毎日悩み続ける両親を見て、「何とかしなければ」という思いだったのだと思います。

家族みんなが必死だったことは、大人になった今だからこそ分かります。

その日は、そのまま祖母の家へ泊まることになりました。

最初は家を離れることが不安でいっぱいでした。

知らない場所ではありません。

何度も遊びに行ったことのある家です。

それでも、その日はとても心細く感じました。

そんな私に祖母は何度も、

「大丈夫。」

「大丈夫だからね。」

そう声をかけてくれました。

その言葉が、どれほど安心できたか今でも覚えています。

それから毎週のように祖母の家へ泊まりに行くようになりました。

少しずつ気持ちが落ち着き、以前より学校へ通える日も増えていきました。

今振り返ると、あの頃の私は学校が怖かっただけではなく、「安心できる場所」を探していたのだと思います。

学校でもなく、自分の部屋でもなく、ただ「ここなら大丈夫」と思える場所が必要だったのかもしれません。

小学3年生は、私にとって「理由の分からない不安」と向き合った一年でした。

当時は、自分でもその気持ちを説明することができませんでした。

でも今なら、「理由が分からないからこそ苦しかった」のだと分かります。

同じように理由は分からないけれど学校へ行けない人がいたら、「自分だけじゃない」と伝えたいです。

あの頃の私のように、安心できる場所が一つでも見つかることを願っています。

ABOUT ME
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はじめまして、みーです。 放課後等デイサービスで働きながら、農福連携の活動として屋上で野菜づくりにも取り組んでいます。 小学生の頃に不登校を経験し、その後も転職や仕事、人間関係など、たくさんの遠回りをしてきました。 このブログでは、不登校の経験、放課後等デイサービスでの仕事、農福連携、保育士資格への挑戦、そして日々の学びを発信しています。 同じように悩んでいる誰かが、「自分だけじゃない」と思えるきっかけになれたら嬉しいです。